炭素繊維を利用して樹脂で固めた強靭な剛性を持つナイフ。 鉄よりも強度があって耐熱、耐摩耗にも優れ、尚且つ軽量で錆に強い点が長所。 レーヨンなどのアクリル樹脂や石油や石炭などの副生成物であるピッチを原料として作られる。 カーボンファイバーは単体として使われることは少なくエポキシ樹脂やマトリックス樹脂などに含浸して使用しやすい形態にまで加工する。 主成分が炭素であるため燃えやすいようなイメージを持つかもしれないがカーボンファイバーの構造はベンゼン環同士が縮合した六角網平面が積み重なった構造となっている。 炭素原子は3方向の炭素原子と互いに強固な共有結合で繋がれているため結合を切るための熱エネルギーが大きくなり結果として400℃以上の耐熱性が確保される。 同じ理由で網平面と水平方向の強度は強くチタン合金やアルミ合金の9倍以上の比強度をもつ。 但し製造コストは高く加工が難しいことも重なり1kgあたりおおよそ2200円ぐらいになる。 またカーボンファイバーに含浸させる樹脂が熱硬化性樹脂だと再成形してリサイクルすることができなくなる。 そのため最近は樹脂を熱可塑性樹脂に変更したり窒素中で500〜900度過熱させ樹脂を分離させたりするなどの開発が進められている。 モデルはcarbonfibergear製 Escort III
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悲しい -- 2015-03-02 (月) 23:02:35
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