武器・ガジェット/エンフォーサー参照。
第3弾DLC、GAにより追加されたバトルライフル。 BF3、BF4に引き続き登場するアメリカ製のDMRだが、今作ではフルオート射撃が可能なBRとして登場。 等倍サイト使用時のリコイルコントロールはまずフルオートで撃てば当たらないうえ、マズルフラッシュが目立つのでかなり上級者向けといったところだろう。 モデルがDMRとして著名である事からか、若干遠くでも狙えば当たる。もちろん接近戦でも十分強い。
M39EMRの先祖、スプリングフィールド M14はM1ライフルの後継として採用され初期のベトナム戦争で広く使用されていたが、兵士からの評価は芳しくなかった。 使用する7.62x51mm弾は威力は大きいものの、その分射撃時の反動も大きく、交戦時にフルオートで撃った際、標的に当たらない事が多かった為である。 その評価を受けたアメリカ軍は急遽小口径の5.56x45mm弾を使用するM16シリーズを採用し、M14は次々と倉庫送り、もしくは安価な価格で同盟国に払い下げられた。
しかし、90年代から増加してきた砂漠地帯の戦闘ではそれまで主力だった5.56mm弾では遠距離では命中率や威力が低い事が分かった為、急遽7.62mm弾を使用するM14に白羽の矢が立った。 狙撃用スコープを付けたM14及びM14のマークスマンライフルモデル「M21」は、遠距離戦闘では抜群の成果を出した。 その評価を受け、海兵隊は2001年にファイバーグラス製ボディにピストルグリップ、調整式チークパッドを装備した改良モデルとなる「M14DMR」を製作、採用した。
2003年にはセージ・インターナショナル社が製造する「M14EBR」がアメリカ軍に正式採用され、海兵隊でも2008年にM14DMRの後継として「M39EMR」という名称で採用された。 「M14EBR」及び「M39EMR」は、厳密には既存のスプリングフィールド製M14及びM21、M14DMRに同社の「EBR Chassis Stock System」を組み込んだモデルである。 これは現代戦に適応した大幅な近代化改良が行われており、ピカティニーレールを装備したアルミニウム製ボディにピストルグリップ、チークパッド付き伸縮式ストックを装備している。 その為、使用する兵士それぞれの体格に合わせる事が可能で、それによる高い安定性と命中率を引き出せる設計となっている。
ちなみに、実際のM39EMRは米海兵隊に納入されているM14EBRの海兵隊内の呼称で、フルオート射撃も不可能である。その為、今作での「M39EMR」という名称は誤りである。 GA実装前のCTEでGAのテストを行っていた際は「M14 SAGE」の名称で登場していたが、セージ・インターナショナル社の商標権抵触を避ける為に現在の名称へと急遽変更されたものと思われる。
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